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英語
英単語百日行その1
2021/10/20
#毎日単語 #英単語 初日
President Joe Biden promised he'd nix programs like free community college and elder care from the reconciliation bill in an attempt to please all members of his party.
"nix"
発音は「ニクス」
やや砕けた表現で、動詞なら「否定する」名詞なら「nothing」とおなじ「何もない」の意味だとか。
「ジョーバイデン大統領は、彼の党の全てのメンバーを満足させる試みとして、補正予算で無料のコミュニティーカレッジや高齢者福祉といったプログラムに終止符を打つことを約束した」
※「補正予算」や「高齢者福祉」などの訳語は、これで正しいかどうか自信がない。こまかく「こういう状況でこういう表現なら日本語ではこう訳す」という決まりがある程度あるはず?なんだけど、そこまでは詳しくないし、辞書でも時事ネタの新表現はのっていないし。うーむ。
2021/10/22
#毎日単語 #英単語 連続2日目
今日の単語"query"
名詞で「質問」あるいは動詞で「質問する」特に公的な質問、内容の正確さを質問して「このような報道があるが、間違い無いか」といった確かめ方をする質問を指す正式な表現。
動詞としての用法は
"query 人 about 内容"
または
"query 人 if節(またはwhether節)"
When queried a second time by CNN's Anderson's Cooper about whether the US would come to Taiwan's defence in the event of an attack by China, Biden again answered in the affirmative.
「CNNのアンダーソン・クーパー(アンダーソンの後に'sが付いているのは、恐らくタイプミス)が、重ねて『中国の軍事侵攻の際には、合衆国は台湾防衛に赴くのか』と質問した際に、バイデンは再び肯定的な返答をした」
コンピュータ用語で、ある機器から別の機器へ発せられる指示・要求の類も「クエリ」と言われるので、わりとよく見かける単語。
2021/10/23
#毎日単語 #英単語 連続3日目
本日の単語、再び象のニュースから。
Poachers sold the ivory to finance the vicious conflict between government forces and anti-communist insurgents.
「密猟者は、政府軍と反共産主義反乱軍との間の残虐な戦闘に資金提供するために、象牙を売った」
"poach"(密猟する)
"ivory"「アイボリー(象牙)」
"finance"「ファイナンス(賄う、資金を調達する、資金を供給する)」
"vicious"「ヴァイシャス(過酷な、残虐な)」
"conflict"「カンフリクト(対立、紛争)」
"anti"「アンチ(反対する、反対派の)」
"communist"「コミュニスト(共産主義者)」
"insurgents"「インサージェンツ(反乱軍)」
というわけでメインの単語は"insurgent"「反乱する人」
"sergeant"「サージェント(軍曹、軍隊で司令官を補佐する人)」の反対語かと思ったら、綴から見ても関係ない単語でした。
insurgentはラテン語由来で、in(intoとかtowardの意)とsurgere(rise、立ち上がる)の合成された言葉とのこと。
なお、コロナの感染者数が急増した時などの、急激なグラフの立ち上がりの事をsurge「サージ」と言うが、これは同語源。
2021/10/24
#毎日単語 #英単語 連続4日目
"trait"
「トレイト(〜な特徴)」
ウィズダム英和によれば、"genetic trait"(遺伝上の特質)とか"tuskless trait"(牙を持たない特質)といったように、修飾語を添えて使うとのこと。
ラテン語で筆跡、下書きなどを意味するtractusに由来し、16世紀頃は絵画の中のpen or pencilの筆跡を意味したが、18世紀には性質を意味するようになった。
綴りから"traitor"(裏切り者)と関係あるかと思ったら、こちらはラテン語tradereが元で、たまたま綴りが似てしまっただけで関係なし。
Elephants without tusks were left alone by hunters, leading to an increased likelihood they would breed and pass on the tuskless trait to their offspring.
牙の無い象達は狩猟者達に放置され、それは彼らが繁殖し、その牙が無い性質を彼らの子孫に伝えるであろう可能性を高める事につながる
tusk「牙」
leave alone「一人にする、放置する」
likelihood「可能性」likelyの抽象名詞。
breed「繁殖する」ワンコの繁殖業者を「ブリーダー」って言いますよね。broodは「(主に動物の、基本、同時に生まれた)子供達、子孫」
"pass on 性質 to 子孫"「(性質を子孫に)伝える」
"offspring"「子孫」springの原義が「吹き出す泉」なので、spring offしたもの、生まれ広がる者たち、という意味に転じて「子孫」の意味になったか。
2021/10/25
#毎日単語 #英単語 連続5日目
今日もニュース記事より。
"dissolve"「溶ける、~を溶かす、~を解体する」
solveも「(問題などを)解く、ときほぐす」意味があるが、dis(バラバラに)が追加されて、原型を留めない溶け方に。
Sudan's military dissolves civilian government and arrests leaders.
「スーダンの軍部が文民政府を解体し、指導者を逮捕」
military「軍、軍の、軍人、軍人の」
civilian「文民(軍人でない人)」
government「政府」
arrest「~を逮捕する」
なお、時制について。
タイトルの書き方って日本語でも普通の文と少し違うけれど、英語も同様らしい。全て現在形で書いてあるが、タイトルでない普通の文なら、どんなに最近のことでも過去形で書くだろう。
2021/10/26
#毎日単語 #英単語 連続6日目
昨日も見たスーダンの政変の記事より。
"at odds"
「不仲で」
"odd"は「奇妙な、不揃いな、仲間外れの」といった意味だが、複数形の"odds"になると「賭け」「賭け率(賭けに勝った場合に賭け金が何倍になるかの倍率)」「困難」といった意味になり、atが付くと「不仲な」
……ううむ。繋がらぬ。
もともと、対立し競り合う両者の勢力や力量が不均衡なことを"odd"で表現しており、そこから「(実力差がある前提で、敢えての)勝負、賭け、その勝ち目」がoddsになり、また「競り合う状況」が"at odds"になった、といったところか。
Military and civilian leaders have been at odds since long-time ruler Omar al-Bashir was overthrown two years ago and a transitional government set up.
軍と文民指導者達は、長期にわたり支配者であったオマール・アルバシャールが2年前に打倒され、暫定政府が発足して以来、不仲であった。
ruler「定規、支配者」測ったり単位を決めたりすることと、支配者であることは密接に関わる。
overthrow「(政府などを)転覆する、(権力者などを)打倒する」
transitional「一時の、暫定的な」
transitが名詞で「輸送、通過」動詞として「通過する」の意味があり、日本語で「トランジット」と言えば、飛行機の乗り換えを言うが、英語では空輸に限らない。
transitionは「推移」be in transitionは「過渡期の」
なお、英国紳士は競馬など賭け事が好きだから、oddsは文化的に馴染んだ語であると想像される。
2021/10/27
#毎日単語 #英単語 連続7日目
昨日に続けて北アフリカはスーダンからのニュースより。
"man"
言わずと知れた「男性」あるいは「人間」を意味する名詞だが、動詞で「~で働く、~を経営する、~を操作する、~を守る」といった意味がある。
Video footage showed protesters manning lit barricades and entering the area near the military's headquarters.
ビデオ映像は燃え盛るバリケードを守ったり、軍司令部近くの地域に侵入する抗議者達を映し出している。
footage「(断片的な)映像」
footは「足」なので「足跡」みたいな意味があるかと思ったが、調べ直すとそうではなく、フィート尺か、映像の意味しか出てこない。恐らくフィルムがフィート単位で1シーン分だった事に由来?
protester「抗議する人、デモ行進などをする人」
lit「灯りのついた、火のついた」
headquarters「司令部」
2021/10/28
#毎日単語 #英単語 連続8日目
The military and civilian transitional authorities have ruled together since President Bashir was toppled after months of street protests in 2019.
2019年バシール大統領が数ヶ月に及ぶ街頭抗議の末に倒されて以来、軍と文民移行政権は、共に統治してきた。
topple
(自動詞)「ぐらつく、倒れる」
(他動詞)「〜をぐらつかせる、(権力者など)を倒す」
なお、先だって"transitional"を「暫定」と訳したけれど、どうも読み進めていると、日本語のニュースでは「民政移管」と訳しているみたい。あと2019年に失脚した大統領の表記は「バシール」とのこと。
直訳は「移行の」で、僕は「一時的な、暫定の」と理解したけれど、「軍やクーデター勢力が、選挙を通じた本来の憲法に則った統治に権限を譲り渡す」という状況を前提とする「移行」でした。
これは個人的な思い出ですが、国の統治体制が根本的に変わるような場合にも、法的な正当性、連続性が要求されるんだなぁと理解したのは高校を卒業した後だったと思います。例えば日本が第二次世界大戦で敗戦を経験して、大日本帝国から日本国に衣替えしたとき、高校生の私は「もう敗戦したんだし、ゼロから再出発したんでしょ?」くらいに思っていたように思います。しかし、古い憲法や統治機構を完全に無視すると、その旧体制を破壊した事の正当性が証明しにくい。正当性を示せなければ、旧体制を支持する立場からは「不当な侵略者だ」と言われてしまうし、そもそも新しい憲法を用意したとして「その憲法をどんな仕組みに則って承認するのか」が問題になってしまう。旧体制の手続きに則って新体制を用意すれば、旧体制の立場からも支持されたものとして新体制が発足できるし、その承認手続きもある程度は規定があると期待できる。
スーダンの状況について私は詳しくないのですが、独裁的な権限を振るったバシール大統領が失脚したとして、新しく権力を握った者が好き勝手をやるというのではなく、やはり正当な(広く国民に支持された)政府の樹立に向けて工程表が示され、その中の民政移管政府、という位置付けになるんですね。そうしないとバシール大統領を退陣に追い込んだ勢力の支持を取り付けられなかったとか、アメリカのような経済力のある他国から承認や経済支援を引き出せないとか、あるのでしょう。
2021/10/30
#毎日単語 #英単語 連続9日目
本日の単語は、The New York Timesより。
"beige cardigan"
ベージュ色のカーディガン。
be as radical as a beige cardigan
「ベージュのカーディガンと同じくらい過激だ」
ベージュ色のカーディガンは、ここでは無難なものの象徴として挿入されており、つまり「ちっとも過激でない、物凄く無難だ」という意味の表現。
反語的と言うか、隠喩であり、修辞的。こういう表現がジャブジャブ入っているのがネイティブの大人向けの英文ということか。
2021/10/31
#毎日単語 #英単語 連続10日目
本日はちょっと方向性を変えて、どうみても同語源風なのに、実は語源が分かれている単語たち。全てラテン語由来なんですが、
attain「達成する」at+touch的な意味に由来
obtain「獲得する、(制度などが)存続する」(ラテン語の時点で既にgainの意味)
contain「含む」(共に、保持する)
maintain「維持する」(手に、保持する)
この二単語の-tainは同語源。
語源を意識することは強力な英語の武器になるが、限界もあれば落とし穴もある。
2021/11/1
#毎日単語 #英単語 連続11日目
BBCによる、昨日の京王線のニュースから。負傷者の皆様が早く回復されますように。またPTSDなど、苦しまれる方が多くありませんように。
"arson"「放火」
燃え広がった場合、無差別に多くの人命を危険に晒し、財貨を損なう。首都がたびたび火事に苦しんだ江戸時代には、重罪でした。
A knife and arson attack on an underground train line in Tokyo has left 17 injured, local media say.
「現地メディア曰く、東京の地下鉄における、ナイフと放火による攻撃は、17人の負傷者を出した」
attackはテロ行為なども指すので、ここでは硬く「攻撃」と訳しましたが、もっと柔軟に訳語を決めるべきでしょう。leaveも同様で「残す」が直訳で、ここでは「出した」と少し柔軟に訳しましたが、日本のニュースタイトルなら、ここに動詞は挟まないでしょう。もし日本語のニュース記事のタイトル風に訳すなら
「都内地下鉄で刃物による傷害と放火、負傷者17人 ーー現地報道」
とかでしょうか。日本語はタイトルでは助詞を省略して漢字を重ね置きする傾向があるので、前置詞を敢えて訳さないとか、主語述語関係は無視して訳すとそれっぽい。
2021/11/2
#毎日単語 #英単語 連続12日目
引き続き、一昨日の京王線のニュースから。これで本ニュースは終わりにします。
"wield"「握る、(権力などを、保持して)行使する」
"knife-wielding"で「刃物を持った」
記事の原文は以下。
Violent crime is rare in Japan but there have been a number of high-profile knife attacks in recent years.
Ten people were injured by a knife-wielding man on another Tokyo commuter train in August.
訳はこんなところでしょうか。
「暴力犯罪は日本では珍しいが、近年は刃物による耳目を集めるような傷害事件が相次いでいる。8月には別の都内の通勤電車で刃物を持った男により10名が切りつけられた」
violent「暴力の」たとえば「家庭内暴力」を意味する「DV」の”V”はこの名詞形である"violence"
crime「犯罪」
recent「最近の」
commute「通勤する、通学する」
それから、テストに出るとは思えない表現ですが、
high-profile「重要な、(人物が)要職についている、注目される」
"profile"は日本語で言うところの「プロフィール」だから、ある人の性質や社会的地位を意味するイメージが強いが、転じて同質のものの中で特に目立ち注目されるものをも指す、と考えれば覚えやすいか。
2021/11/3
#毎日単語 #英単語 連続13日目
今日の勉強はBBCによるCOP26の記事から。温暖化対策、エネルギー価格の高騰の中で、果たしてどうなるか。
さて、記事は会議中の事件。なんと参加国の大臣の一人が車椅子使用者だったが、会議場に入れず会議に参加できなかったと言う。
単語は"delegation"「代表団」
Karine Elharrar tweeted that it was "sad" the UN "does not provide accessibility to its events".
An official in Israeli Prime Minister Naftali Bennett's delegation said they had formally complained to organisers.
Karine Elharrarは国連が「そのイベントにアクセシビリティを提供しなかった事は悲しい事だ」とツイートした。イスラエル首相Naftali Bennettの代表団の担当者は、彼らが正式に主催者に抗議したと述べた。
delegationを含めて、国際政治のニュースでは割と頻出の単語が山盛りかなと。
provide「提供する」
accessibility「アクセシビリティ。アクセス可能性」
Israeli「イスラエルの」
Prime Minister「首相」
formally「正式に」服飾分野で「フォーマルな」って言いますよね。
complain「文句を言う」
2021/11/4
#毎日単語 #英単語 連続14日目
deliberate「意図的な、慎重な」
けっこう何度もド忘れしてしまう単語。語源を調べてみたら、「liber」が「libra(秤)」に由来するそうで。
しかし、de(down)+librare(weigh)が原義……って言われても、あんまり意味がつながらないような。(^_^;)
「重んじる→よく考える→慎重になる→意識的にする」みたいな感じか……?
2021/11/5
#毎日単語 #英単語 連続15日目
"provision"「備え」
先だって「米民主党左派が政策の"key provision"(重要規定)について譲歩を強いられた」というニュースを読みましたが、原義は「予見」であり、「予見して準備する、転じて、提供する」また「予見に基づき定めおく、転じて規定」といったところ?
一昨日の、 BBCによるCOP26会場で車椅子ユーザの大臣が会場に入れなかった問題を報じる記事の続き。主催者のイギリスからは反論が出ている模様。「イスラエル代表団にも問題があった。問題があったらその場で言ってくださいよ。別の入口にご案内すれば済んだことだったんですよ」と。だが大臣は2時間待ったとも。
The UK's Environment Secretary, George Eusticeは、遺憾の意を述べた上で、以下のように発言。
...There was obviously something that went wrong in this instance and they weren't aware of that so they hadn't made the right provisions at that particular entrance she was coming...
イギリスの環境担当政務官(役職の訳は自信ないです。スミマセン)ジョージ・ユースティスは……「この事例では明らかに行き違いがあり、彼ら(会場運営スタッフ?)はそれに気づいていなかったため、彼女(イスラエルのKarine Elharrar)が入ろうとした特定の入り口には正しい準備をしていなかった。
ニュースとしては前後の双方の発言もここに紹介しなければニュアンスが狂うと思いますので、ニュース自体に興味がある方はリンク先をどうぞ。
個人的には、今日の勉強で、役職の訳ってかなり難しいなぁと思いました。。。その国の政治制度の歴史まで知らないと訳せない。
2021/11/6
#毎日単語 #英単語 連続16日目
本日は香港の民主活動家の運命を伝える記事より。
"consulate"「領事館」
発音は「カーンスルト」という感じで頭にアクセント。
Hong Kong activist who tried to seek asylum at US consulate found guilty of secession
「合衆国領事館に保護を求めた香港の活動家、分離主義で有罪」
中国政府による香港への締め付けに抗議していた鍾翰林くん(英語名Tony Chung、発音はトニー・チャンかな? 記事によれば現在20歳)が、去年の秋にアメリカ領事館に駆け込もうとしたところを警察に逮捕され、有罪判決を受けたというニュース。中国政府は人権を屁とも思いません。
asylum「(亡命者に対する)保護、避難所」
発音は「アサイラム」
guilty「有罪の」
発音は「ギルティ」
secession「独立運動、分離主義活動」
発音は「シセッション」
↑sectが「党派、仲間割れを引き起こす勢力」といった意味があるので、それと関係があるかと思いましたが、New Oxford American Dictionaryの語源解説を読むと、関係は明示されていない。
直接には動詞"secede"(発音は「スィスィード」意味は「脱退する、独立する」)の名詞形とのこと。
接頭辞"se"に"apart"の意味があり、語幹の由来となったラテン語"cedere"は"go"とのこと。
同様の語源を持つ単語としてはconcedeが「(しぶしぶ、負けなどを)認める、承認する」という意味で、"con"が「完全に」"cede"は"cedere"に由来し"yield"(譲歩する)という意味だと書いてある。すると"cedere"は「相手に場所などを譲って、自分は移動する」というニュアンスなのだろうか。
2021/11/7
#毎日単語 #英単語 連続17日目
昨日に続けて、香港の民主活動家Tony Chungの記事より。
"plea bargain"「司法取引」
"plea"が「懇願、抗弁」pleaseと語源は同じで、ラテン語の「喜ばせる」に由来するとか。
"bargain"は日本語の「バーゲン、安売り」の意味もあるけれど、「(双方の行動を取り決めた)契約」の方でもよく見ます。契約は契約でも売買というより行動の契約。
A Hong Kong court has found the former leader of pro-independence group Studentlocalism guilty of secession and money laundering under the city’s sweeping national security law, after a plea bargain.
香港裁判所は香港独立派グループ「学生動源(Studentlocalism)」の前リーダーを、司法取引の後に国家安全維持法に基づき、分離主義と資金洗浄で有罪とした。
former「前の、以前の」
pro-independence 「独立賛成派の」
※"pro-"が「~に賛成の」という意味。
Studentlocalism 固有名詞。Tonyが指導した団体の名前。漢字表記では「学生動源」
guilty「有罪」
secession「独立運動」
※香港は長くイギリス領だったが、1997年に中国に返還され、特別行政区となった。当初は「一国二制度」と称して香港にはイギリス領時代と同様の行政を行うと称していたが、近年締め付けが厳しくなり、一国二制度を守り、それが叶わぬなら香港を中国から独立させ、あるいはイギリス領に戻ることを目指す運動があった。中国政府はこれを「中国を分裂させようとする反国家的な動き」として「分離主義」と呼んで取り締まっている。
money laundering「マネーロンダリング、資金洗浄」犯罪行為で得た資金の出どころを曖昧にして、問題のない資金のように見せかける行為。
the city's sweeping national security law「国家安全維持法」正式な英語名ではない。sweepingが分かりにくいが、法律の名称としては「包括的な、全面的な」という意味がある。正式な英語表記ではsweepingは入っていないが、「犯罪などを、埃を箒で掃くように、一掃する」という意味もあるので、恐らく当局の恣意的な運用を許すような強圧的な治安法制を俗に"sweeping law"と呼ぶ習慣があるのではないか。
2021/11/8
#毎日単語 #英単語 連続18日目
-herent
herentがラテン語で「張り付く」を意味する語に由来するとか。以下に挙げる語のアクセントは全て「ヒー」のところにあります。
inherent「インヒーレント」
「内在する、切り離せない」
coherent「コヒーレント」
「筋の通った、首尾一貫した、(人が)明瞭に話せる、意味が通る」
adherent「アドヒーレント」
形容詞として「遵守するような、執着するような、粘着質の」
または名詞で「支持者、信奉者」
adherentは動詞形adhere(発音は「アドヒーア」粘着する、支持する、遵守する、執着する)の方が使われそうかなぁ。
むりやり全部突っ込んだ例文を作ると、
The party's adherents coherently adhere that ineffectiveness is inherent in public sector.
「その政党の支持者は一貫して、非効率は公的セクターに内在的だと言って譲らない」
2021/11/9
#毎日単語 #英単語 連続19日目
香港の民主活動家Tony Chungの記事。続きます。
imminent「差し迫った」
...fear of an imminent arrest prompted him to seek shelter at the consulate.
……差し迫った逮捕の恐れが、彼に領事館で安全を求めることを促した。
fear「恐怖、恐れ」
arrest「逮捕」
prompt「刺激する、促す」
prompt 人 to doで「人にdoさせる」
shelter「避難所、安全」
consulate「領事館」
しかしimminentを英英辞典でひくと「これこれの語と混同しがち」と出てくる。ネイティブでも混同するものをノンネイティブが使いこなすという無理ゲー。
2021/11/10
#毎日単語 #英単語 連続20日目
英英辞典を引いていたら、たまたま「混同しやすい語」として紹介されていた単語があったので、まとめておきます。
imminent「差し迫った」
eminent「著名な、卓越した」
immanent「内在する、心中のみの、(宇宙に内在する事から)偏在する」
語源解説を読むと、imminentは語源を辿るとin+eminentらしく、eminentが「突出した」つまり「凄い」に対し、imminentが「(私に向かって)こちらに突出した」と考えれば「差し迫った」となろうか。(英英辞典の語源解説はちょっと違ったニュアンスに書いてありましたが)
immanentはim(中に)manere(残る)で別語源。ふーむ。
2021/11/11
#毎日単語 #英単語 連続21日目
今日は続けて、香港の民主活動家Tony Chungの記事から。
disband「解散する」
これは分かりやすい。band(結びつき)をdis(否定)すること。
Studentlocalism
固有名詞。Tony Chungが率いた民主主義団体。漢字表記は「学生動源」
Beijing
「北京」ペキン。発音は「ベイジン」中国政府が中枢機能を置く街の名前。転じて、中国政府のこと。
impose「課す、押し付ける」
security「安全、治安」
law「法律」
なお、「ベイジン」という発音は日本語の「ペキン」という発音と似ても似つかないですが、中国で標準語と定められている「普通話(プートンホァ)」あるいは「北京官話」に近いのは「ベイジン」の方で、むしろ日本語の「ペキン」の方が謎。中国でも南方、香港周辺で使われる「広東語」の発音に近いものの、現在の広東語の発音とはけっこう印象が違う模様。
北京という町の名が日本に知られるようになった時期に、日本人が主に広東語を通じて中国の情報を摂取したためではないか、という意見を見ました。(もっとも、ちゃんとした研究結果ではなく、語学知識からの推測でしかない意見のようでしたが……)