FORWARDの学習指導
高校受験
高校受験は独特な受験
中学受験や大学受験と比べると、高校受験は特殊な受験です。基本的に浪人を出さない仕組みになっているため、丁寧に学校を探せば、普通は既に入学できる高校を確保した状態で学力検査(いわゆる受験当日)を向かえることになり、また都立高校入試では、中学三年生の成績で決まる「内申点」が結果を大きく左右します。特に中堅どころの学校を目指す場合、いろいろな意味で「事前に結果がある程度決まっている」のが高校入試です。
また、受験生たちのエンジンがかかるのが遅い入試でもあります。中学受験は一般的に小学校4年生からの3年間をかけて、大学受験でも高校三年になる少し前から、最低でも1年かけて準備します。国公立大学を受験するなら、受験を意識した動きは高校二年生のうちから始めなければ間に合わないと言われます。それに比べ、高校受験は中学三年生になっても部活が忙しいからとなかなか勉強に本腰を入れず、ようやく塾に通い始めて、勉強に取り組む姿勢が曲がりなりにも出来てくるのは夏休み頃、という例も多く見られます。それでも高望みをしなければ、都立高校に合格できてしまうのが高校入試です。しかし、それでは大学受験への布石となるような高校には合格できませんし、中学受験を経験していない生徒達は、そもそも基礎学力が脆弱で、本当に確かな学力を固めるには時間がかかります。
FORWARDは「勉強は受験前だけ、試験前だけするものではない」という考えのもと、普段から勉強に対する意識の醸成に力を入れています。中学三年になった時には学内成績は一定の水準を保てており、定期試験・内申点は取れる見通しが立っている、英検や漢検など入試で有利に働く資格も取ってある、勉強に対する姿勢もできており、中三になったらすぐに集中的な勉強のモードに切り替えられるという状態を目指します。